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あいまいな空気に漂うわたし

気付いたら1年近くも書いていないようだ。簡単に、呆気なく、毎日は過ぎる。このブログを覗いてくれる人もいるようなので、その期待に応えたい。新しい知識が披露されるでもなく、優美な文章を書けるでもなく、ただただ普通の人が、なんでもない日常を書いているブログ。でも、もしこのブログに価値があるとすれば、そのなんでもなさなんだろう。無理をしなくなったのか、以前より何者かになりたいという感情はずいぶん小さくなってしまった。休日に寝続けても、もったいないと思えど罪悪感は薄い。こんな毎日を積み重ねたくないという現実を直視しながら、体は動かない。心が鈍っているのかもしれない。しかし、最近の数少ない文化的活動の中でも、「夫のちんぽが入らない」を読んだこと、ピーチガールを全18巻を一気読みしたこと、2つがほんのりと心をあたたかくしてくれた。私は負けず嫌いだ。わがままだ。めんどくさやがりやだ。なのにつまらない人間で終わりたくない。好きなものに出会うのは時間がかかる。今は好きなものに出会えていない感覚がある。ずっと待っている。心から好きだと言えるだろう何かが私を呼んでいるのに見つけられない。重い腰を上げて探しに行かなくてはいけない。あの頃のアジアンカンフージェネレーションなのか、ナンバーガールなのか、井上ひさしなのかなんなのか、新しい大好きなものが欲しい今日このごろだなあ。
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地方都市の生活

 群馬県の高崎市に住んでいる。気づけばもう丸3年が経とうとしている。引っ越しの経験は父が転勤族ということもあって、人よりも幾分多いだろう。山形、アメリカ、東京、兵庫、東京そしてここ群馬。今回は地方都市の生活で思ったことをまとめようと思う。
 昨日、取引先の人と飲みに行った。実は3月に引っ越すことが決まり、送別会を開いてくれるというのだ。なんともありがたい・・・。それだけでも感動なのだけれど、何より心動かされるのは人の良さだ。一言でいえば「平和」かもしれない。よく働き、よく笑い、思いやりがあり、仲間意識が強い。とてもすてきな人たちで、一緒に働けたことを誇りに思う。
 しかし、同時に少しだけ息苦しさを感じてしまった。そんな自分が自分でもいやになってしまうのだけど、でもここにはずっといられないと思ってしまった。地方都市は車で行ける範囲が基本的な世界であり、見渡しても特色のない風景がだらだらと続いている。
使う店がすぐに人とかぶってしまうという話があった。ロードサイドの全国チェーン店ばかりの地方に、おしゃれなお店ができればみんなが集まってしまう。隣も隣も隣も知り合いだったという笑話だった。
 つまり、ここには選択肢がないのだ。おしゃれを楽しむにはそこに行くしかないという窮屈さ。私たちは選択によって個が強くなる。西野カナを聞くのか、weezerを聞くのか、信長協奏曲を見るのか、キューブリックを見るのか。選択を積み重ねていった結果、立ち上がる人間像は大きく異なっているはずだ。しかし選択権が与えられなければ、私たちはみな同じになってしまう。地方都市に住むということは、意識的に生活をしなければ画一的な人間になってしまう危険性をはらんでいるのかもしれない。
 東京の人混みはうんざりするし、つまらない人だってたくさんいるんだろうけど、それでも選択の自由はある。私はたくさんのことを知ったうえで、自分に響くものを選びたい。好きなものを積み重ねることで自分をつくりたい。

映画リストの更新

39.『あの頃ペニー・レインと』 キャメロン・クロウ 2000
40.『恋愛小説家』 ジェームズ・L・ブルックス 1997
41.『(500)日のサマー』 マーク・ウェブ 2009
42.『ビートルジュース』 ティム・バートン 1988
43.『HANA-BI』 北野武 1998
44.『ゴーン・ガール』 デヴィッド・フィンチャー 2014
45.『雨に唄えば』 ジーン・ケリー 1952
46.『北北西に進路を取れ』 アルフレッド・ヒッチコック 1959
47.『ロング・グッドバイ』 ロバート・アルトマン 1973
48.『アウトレイジ』北野武 2010
49.『フォレスト・ガンプ/一期一会』 ロバート・ゼメキス 1994
50.『横道世之介』 沖田修一 2013
51.『羊たちの沈黙』 ジョナサン・デミ 1991
52.『マッドマックス 怒りのデスロード』 ジョージ・ミラー 2015
53.『南極料理人』 沖田修一 2009
54.『きっとうまくいく』 ラージクマール・ヒラニ 2009
55.『イントゥ・ザ・ウッズ』 ロブ・マーシャル 2014
56.『ルーシー』 リュック・ベッソン 2014
57.『バッドマン・ビギンズ』 クリストファー・ノーラン 2005
58.『ミッション・イン・ポッシブル/ローグネイション』 2015
59.『私を離さないで』 マーク・ロマネク 2010
60.『博士と彼女のセオリー』 ジェーン・ホーキング 2014
61.『8mile』 カーティス・ハンソン 2002
62.『はじまりのうた』 ジョン・カーニー 2013
63.『ゴースト/ニューヨークの幻』 ジェリー・ザッカ― 1990 
64.『キル・ビルvol.2』 クエンティン・タランティーノ 2004
65.『スケアクロウ』 ジェリー・シャッツバーグ 1973
66.『紅の豚』 宮崎駿 1992
67.『シザーハンズ』 ティム・バートン 1990
68.『ドラゴン・タトゥーの女』 デヴィッド・フィンチャー 2011

映画リストの更新は、5月2日に見たコナンを最後に止まっていた。
これは5月14日から11月23日までに見た30本の記録だ。
見終わった後、ため息がでるくらいにおもしろかったのは『北北西に進路を取れ』と『マッドマックス』だなあ。思わずうなってしまった。次点で『きっとうまくいく』、『ビートルジュース』。友達と一緒に見たい感じ。しかし、基本的にどれもおもしろかった!笑
今年の目標は100本見ることなんですが、下期の大減速でこのままだと達成は厳しい…。あと32本かあ、1か月で30本…!、うんにゃ仕事終わった後見れば達成できるんだけどさ。

少しずつ量をこなしてきて、なんとなく見えてきたのは北野武、ティム・バートン、デヴィッド・フィンチャーあたりが好きな監督であるということ。この監督の作品なら見てみようかなという気になる。映画を今まで監督でみることはなかったから一つの進歩だと思う。映画も勉強すると、見たい作品が増える。勉強と言ってもどの作品に誰が出ているか、誰が撮っているかという程度のことだが。このまま、気になる作品を見るということを続けていきたいな!

いい仕事をするためのヒント

仕事のモチベーションは周りにいる人間に大きく左右されると思う。優秀な人がいれば、自分も努力をしようと自然に身が引き締まる。
はっきり言ってしまえば、私は仕事をする上で身近に尊敬できる人はいなかった。(それはとても不幸なことだと思う。)
しかし、本社には尊敬できる人がいる。今日はその人と同行をし、彼は私にたくさんの引き出しを与えてくれた。その人の言葉に説得力があるのは、彼自身が「いい仕事」をしているからだ。彼が仕事をすれば会社に利益がもたらされている、というのがわかる。私はただ会社員をこなすことによって給料をもらっているだけで、価値を生み出しているかといえばそうではない。
利益をつくりだす仕事を目の前にして、会社は人によって成り立っていることを実感した。漠然と人が集まってなんとなく仕事をこなしても利益は生まれず、一人一人が価値ある仕事をした先にしか利益はないのだと思った。

そのおじさんが、うちの営業所員の一人を褒めていた。あいつはまるで愚痴を吐かない、全てが前向きだと。単純に羨ましいと思った。私も褒められたいと思った。優秀な人に認められたい、自身も優秀になりたい、と思えるかどうかはやはり優秀な人が周りにいるかどうかにつきる。一人でモチベーションを維持できるほど、私は強い心を持っていない。

疲れたときに自分を奮い立たせることができれば大丈夫。いい仕事しよう。

久しぶりに心躍る読書体験をした話

「好きな作家は?」と問われたとき、その定義はさまざまだと思う。仮にここでは好きを「新刊をハードカバーでも買うかどうか」とするのであれば、私の場合その数は片手におさまってしまう。
具体的に最近ハードカバーで書籍を買った作家は、村上春樹、川上未映子、綿矢りさ。終わり。
山田詠美とか村上龍も好きだけど、ハードカバーでも買おうとは思わない。
文庫は買うハードルが低い分、結局積読本になりがちだし、要するに私は特定の作家の作品ばかり追う傾向にあって読書の幅が狭い。

とりわけ社会人になってからは、開拓者精神(会社が掲げる理念のひとつだったりする)もなく、好きな作家の本ばかり手にしていた。

そもそも最近はほとんど読書をしていなかったのだけど、『職業としての小説家』、『あこがれ』なんかを読み、久しぶりに本を楽しんでいたこともあって、なにか新しいものを読んでみたいという気になった。

話は変わって中学生のとき、図書館で『海と毒薬』を借りたことがある。しかし序盤からほとんど内容が頭に入らず、諦めて読み終えることなく返したことを覚えている。それ以来、遠藤周作の作品に触れたことはなかった。

今回、高崎にある本屋の棚をぐるりと見回して、読みたいと思ったのが遠藤周作の『深い河』だった。

結論からいうとめちゃくちゃおもしろかった。早く展開を知りたいと、はやる思いを抑えながら頁をめくる時間のなんと豊かなことか。

物語に登場する美津子と大津の関係が目を引く。愛で結ばれているわけではないが、二人とも愛とは何かを追い求めている。もどかしさ、哀しさ、滑稽さを抱えながら人生の意味、のようなものを不器用に追い求めている姿は印象的だった。

読書の秋、一作品も読んだことのない作家の作品を読もうと思う。
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