久しぶりに心躍る読書体験をした話

「好きな作家は?」と問われたとき、その定義はさまざまだと思う。仮にここでは好きを「新刊をハードカバーでも買うかどうか」とするのであれば、私の場合その数は片手におさまってしまう。
具体的に最近ハードカバーで書籍を買った作家は、村上春樹、川上未映子、綿矢りさ。終わり。
山田詠美とか村上龍も好きだけど、ハードカバーでも買おうとは思わない。
文庫は買うハードルが低い分、結局積読本になりがちだし、要するに私は特定の作家の作品ばかり追う傾向にあって読書の幅が狭い。

とりわけ社会人になってからは、開拓者精神(会社が掲げる理念のひとつだったりする)もなく、好きな作家の本ばかり手にしていた。

そもそも最近はほとんど読書をしていなかったのだけど、『職業としての小説家』、『あこがれ』なんかを読み、久しぶりに本を楽しんでいたこともあって、なにか新しいものを読んでみたいという気になった。

話は変わって中学生のとき、図書館で『海と毒薬』を借りたことがある。しかし序盤からほとんど内容が頭に入らず、諦めて読み終えることなく返したことを覚えている。それ以来、遠藤周作の作品に触れたことはなかった。

今回、高崎にある本屋の棚をぐるりと見回して、読みたいと思ったのが遠藤周作の『深い河』だった。

結論からいうとめちゃくちゃおもしろかった。早く展開を知りたいと、はやる思いを抑えながら頁をめくる時間のなんと豊かなことか。

物語に登場する美津子と大津の関係が目を引く。愛で結ばれているわけではないが、二人とも愛とは何かを追い求めている。もどかしさ、哀しさ、滑稽さを抱えながら人生の意味、のようなものを不器用に追い求めている姿は印象的だった。

読書の秋、一作品も読んだことのない作家の作品を読もうと思う。

宝石のような

その人が好きになれるかどうかは、およそ初対面のときに決まってしまうのかもしれない。

先日の仕事で、ある先生にアポイントを頂戴し営業に行った。
地位と名誉を持っている人だから威張ったっていいのに、
知性と品が漂っていて、静かな語り口に自然とこちらの声も落ち着いてしまう。

用件は手短に済み、少し雑談をする時間があった。
その人はどうやらサックスプレーヤーでジャズが好きらしい。

私がジャズに興味を持っていることを話し、拙い知識でセロニアス・モンクの名前を出すと、
それは少し玄人向けかもしれないからビル・エヴァンスなんかがいいかもしれないと教えてくれた。

でも、今は月に1000円も払えばストリーミングでたくさん曲を聴けるから、
その中で好きなのを探すといいよ、という言葉も添えてくれた。

私は帰って、早速とりあえずユーチューブを開いて検索窓にビルの名前を打ち込み一曲聞いてみた。
ピアノは小気味良いリズムで奏でられ、音一つ一つが宝石のように輝いていると思った。

そんなふうにして
素敵な人からいい音楽を教えてもらって嬉しかったという話しでした。
https://youtu.be/dH3GSrCmzC8

ハッチポッチグッチ


愚痴というのは不幸の手紙に似ているかもしれない。愚痴を吐かれた人間は、誰かに愚痴を回さないと自分が滅入ってしまう。その人が抱えきれなくなった黒い思いの一部を渡されたとき、私自身も抱えきれなくなってしまうということは現実にあるのだ。

しかし、この世の愚痴が不幸の手紙のように無限に増え続けないのは、誰かが愚痴を浄化してくれているからだと思う。ある人に愚痴が回ってきたときに、不幸の手紙がただの紙切れとなる。そんな妄想をする。そんな濾過装置になれたらいいと思う。

といいつつ、私は今とても愚痴を吐きたい。インターネットという荒野に私の黒い思いを捨てさせてください。

容姿にコンプレックスを持っている人はとても多い。私からすればとてもかわいいと思う子でさえ、鼻が気に入らない等悩みはつきないらしい。かくいう私はまさしく容姿にコンプレックスを持っている。目が小さいうえに、黒目も小さいから目つきわるい。出っ歯が本当にいやで、親に高いお金を出して矯正してもらった。

ひらたく言えばブスなんだけど、ブスってすごく悲しい生き物だ。透明ってかんじ。存在してないかんじ。

私は透明な壁で、その先にいるかわいい子に目線が向けられている。私は透明なくせにニコニコしてその場をやり過ごす。いつも通りに振る舞うけど、内心傷つくことだって多い。

でもブスは傷つくことを求められていない。あくまで気丈に振る舞わないと、その存在はよりうっとうしいものになってしまう。

私たぶん、かわいいね、って言われるのが一番嬉しいかもしれない。救われるといってもいい。お世辞を言われても素直に受け取れない程度には心に厚い殻をつけてしまったけれど、まれにこれは本当にそう思ってくれたのかな?という言葉があって、そのとき私はすごくすごく嬉しい。

かわいくなる努力を積み重ねないといけないと思う。愚痴を吐いて、一歩だけ前に進みたい。な。

変な人が好きだ

私は(おそらく)無意識に人に合わせて自分のキャラクターを変えている。元気な人と一緒にいればわいわい騒ぐし、静かな人と一緒にいれば自然と声のトーンも落ち着いてしまう。だから私には強力な個性がない。私の性質は相手によって変わってしまうものだから。
それはひとつのコンプレックスでもあり、相手にあわせず自分の軸で物事を動かす人を目の当たりにするとその思いは色濃くなる。

私が憧れ、好意を持つのはだいたい変な人だ。変な人は回りを気にせず、好き勝手思いのままに行動している(ように見える)。私は対照的に、回りを気にして行動をコントロールしてしまう。

強くなりたいのかもしれない。強者になりたいのかもしれない。変な人になりたいと思う、悲しいまでの凡人。

私たぶんすごく常識的な人間で、天才にも非凡にもなれないと思うんだけど、ぎゃふんと言わせたい野望をかかえて生きていく。何をするかはこれから考える。

この仕事のいいところ

日本海を前にパソコン開いてメールチェックできるところ。
海は広いな、大きいな~♪
月は沈むし、日は上る~♪
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